肝臓病について

ここでは、「沈黙の臓器」と呼ばれる肝臓についての基礎知識をご紹介しています。
そもそも肝臓はどこにあって、どのような機能を果たしているのか等、分かりやすく解説します。

肝臓の位置

肝臓は人間の体の中で最大の臓器で、重さは成人でだいたい1200gから1500gです。肝臓は右上腹部に位置し、肋骨の内側で守られているため、普通は外から触ることができませんが、肝臓が障害されて腫れると外から触ることができるようになります。

肝臓の機能

肝臓は体の中の最大の化学工場で、分かっているだけで500以上の重要な働きを有しています。肝臓の機能は非常に複雑なために医学が進歩した現在でも未だ人工肝臓は開発されておりません。
肝臓の代表的な機能としては、以下のものがあります。

  • 栄養分(糖、蛋白、脂肪、ビタミンなど)の生成・貯蔵・代謝
  • 胆汁の産生
  • 薬物、毒物、アルコール、アンモニアなどの代謝・解毒
  • ウイルスや細菌からの感染予防

肝臓病の症状

肝臓は昔から「沈黙の臓器」といわれるように、病気になってもなかなか症状が出ません。
からだのだるさや食欲低下、むくみや腹水、黄疸が現れるころには、肝臓の機能がかなり低下してしまっていることも少なくないため定期的な検査が大切です。

肝臓の検査

肝臓の検査としては主として血液検査と画像検査が行われます。
血液検査では現在の肝臓の炎症の程度、肝臓の予備能力、腫瘍(がん)マーカーなどを検査します。画像検査には腹部超音波(エコー)やCT、MRIなどがあり、肝細胞がんの早期発見のためにも不可欠です。

血液検査からわかること

AST(GOT)/ALT(GPT) 現在の肝細胞のつぶれ、肝臓の炎症の強さを反映しています。家計に例えると日々の出費にあたります。基準値はともに40くらいまでですが急性肝炎では何千という数字になることもあります。

血小板数、アルブミン、プロトロンビン これらの項目は肝臓の予備能力を見る検査です。家計でいうと貯金の残高にあたります。肝臓の予備能力が低下してくると、血小板数、アルブミン値、プロトロンビンはいずれも低下してきます。

AFP, PIVKA-II 肝細胞がんの腫瘍マーカーです。肝臓にがんがあれば上昇することが多いのですが、良性疾患でも上昇することがあり、AFPやPIVKA-IIの値が異常値だからといって必ずしも肝臓にがんが有るとは言えません。しかし定期的に検査していく中で検査のたびに値が上昇してくるときは要注意です。

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